この記事では、CloudLicense(旧TeckStock)とCloudTechを比較します。
主にAWS資格を取得する方に向けた記事になります。
AWS資格を短期間で取得すること、問題集の質に特化しています。
実務に役立つか等の観点は、この記事においては一切問いません。
また、2024年4月にDAS、DBS、PASの試験は廃止され、受験不可となりました。
情報として残しておきますが、読まれる際はご留意ください。
代わりに4月にDEAが追加となりましたが、CloudTechのみ単体で合格可能という判断をしています。
なお、CloudLicenseとCloudTechは以下の名称で呼ばれることがあります。
CloudLicense→クラセン、TechStock、Web問題集で学習しよう、koiwaclub
CloudTech→クラテク
何故、CloudLicenseとCloudTechを比較するのか
自分はIT完全未経験から8ヶ月でAWS12冠を達成しています。
結論として、IT経験やAWS経験がなくとも、
CloudLicenseかCloudTech (あるいは両方)を使うことで、AWS12冠を達成することは可能です。
逆に言えば、実務経験が乏しい場合は、上記以外の教材では難しいです。
上記以外の教材は、書籍、BlackBelt、Udemy、海外サイト等が挙げられます。
書籍やBlackbeltは、理解を深める意図であれば大いに使用を推奨します。
一方、問題集自体は、CloudTechまたはCloudLicense以外必要ありません。
上記以外は、比較するまでもないため2つに絞っています。
教材の選定は資格を取得する上で最も重要です。
上記二つの教材を使い倒した経験を踏まえて、こちらの記事を作成しました。
両方使用して、未経験から12冠を達成した感覚を発信できる人は他にいないと思います。
自分の推奨する方法は、一方をメインで使用し、自信がない場合はもう一方もサブとして使用する方法です。
メインの教材を選定する判断材料になれば幸いです。
個人的には、CloudTechをメインで使用して、CloudLicenseはサブとして併用します。
基本的にはメインのみで進めますが、ANS、DAS、MLSは併用します。(特にANSは必須)
ちなみにAWS資格の全体的な難易度感は下記の表となります。
突破時期も考慮しています。
SAP未取得の場合、スペシャリティの難易度は1段階上がる想定です。ご参考までに。
☆☆☆☆☆☆(難しい+α) | ANS (対策の困難さ考慮) |
☆☆☆☆☆(難しい) | SAP |
☆☆☆☆(やや難しい) | DOP、SOA (ラボあり) |
☆☆☆(普通) | SAA、MLS、DAS、SOA (ラボなし) |
☆☆(やや簡単) | SCS、DBS、PAS、DVA |
☆(簡単) | CLF |
両者の比較(2024年5月現在)
問題数・内容
CloudLicenseの問題は、旧Verの問題も含まれます。
最新のセクションから進める必要があります。
どこまで遡るかは感覚で判断が必要ですが、
スペシャリティは全て解いて良いと思います。
CloudTechは、問題が厳選されているため全て解けばOKです。
模擬試験(ランダム演習)で確実に9割以上取れる状態なら合格できると思います。
ただし、ANSは別です。
旧Verの問題が混在しており、全て解いても演習量は足りません。
ANSにおいては、片方の問題集を100%解ける状態にしても落ちる可能性があります。
CloudTech、CloudLicense共に本番の類題出題率は高くありません。
理解を深めていなければ合格まで持っていくのは難しいです。
自分は、CloudTech+CloudLicense (27セクション〜)をほぼ完璧にしてギリギリ合格でした。
以下、主観とリアル・ネット上の評判を含めて総合的に判断しています。
比較のため記号は厳しめの判定にしていますが、
○以上であれば基本的に単体で問題ありません。
△や×であっても、実務経験有や理解が深ければ単体でも合格自体は可能です。
◎:単体で十分合格可能
○:完璧に近い状態なら単体で合格可能(ランダム演習で安定して9割以上解けることが基準)
△:単体で合格可能だが、理解を深める学習や併用を推奨
×:単体で合格は難しい
問題数・内容 | CloudLicense | CloudTech |
---|---|---|
CLF | 546問・単体でOK | 429問・単体でOK |
SAA | 1190問・単体でOK | 230問・単体でOK |
DVA | 448問・単体でOK | 265問・単体でOK |
SOA | 700問・最新Verに対応した問題が少ないため不安が残るが、単体でOK | 180問・完璧に近い状態なら単体でOK |
DOP | 483問・単体でOK | 188問・完璧に近い状態なら単体でOK |
SAP | 581問・最新Verに対応した問題が少ないため不安が残る | 300問・完璧に近い状態なら単体でOK |
SCS | 434問・単体でOK | 386問・単体でOK |
DBS | 308問・単体でOK | 261問・単体でOK |
DAS | 315問・問題の質で単体では不安が残る、併用推奨 | 理解に自信がなければ併用推奨 | 146問・完璧に近い状態なら単体でOK
MLS | 266問・問題の質で単体では不安が残る、併用推奨 | 理解に自信がなければ併用推奨 | 170問・完璧に近い状態なら単体でOK
ANS | 併用+理解を深めることを推奨 | 350問・単体では難しい併用+理解を深めることを推奨 | 349問・単体では難しい
PAS | 91問・単体でOK | 64問・単体でOK |
DEA | 50問程度、DAS取得者で単体で合格報告あり | 特にDAS取得者なら単体でOK | 80問、単体で複数の合格報告あり
問題集の質
問題数・内容とは別の観点で、問題集の質を言及します。
観点は、下記4点です。
①本番の類題出題率
②正解の精度(問題の正解が正しいか)
③解説の丁寧さ
④問題管理のしやすさ
①本番の類題出題率
総合的にCloudTechの方が良いと判断します。
ただし、ANSにおいてはわずかにCloudLicenseが良いと考えます。
本番の類題出題率は非常に重要な要素の一つです。
最新Verにほぼ対応しているCloudTechの方が、
出題率は間違いなく高いです。
ANS、DEAを除き、11個全てCloudTech単体で合格可能です。
2023年3月のCloudTech大型アップデートのおかげで、自分はスペシャリティ6つの資格を1ヶ月半で全て取得することができました。
アソシエイトやプロフェッショナルのアップデートも確認していますが、類題の出題率は非常に高いです。
アップデート頻度の高さが質の担保に繋がっていると考えます。
特に自分はSAPを取得するのに1000題以上の問題を解きましたが、
現状、CloudTech300題を完璧にすれば合格できます。
この理由だけでCloudTechを選んでも良いと思います。もちろん内容理解は必要な前提です。
代わりに、CloudLicenseは問題数でカバーしている印象です。
ANSを除き、11個全てCloudLicense単体で攻略も可能だと思います。
(ただし、SAP、DAS、MLSは理解を深めないと厳しいです)
また、PASやSCSはCloudTechと並んで非常に出題率が高いです。
問題児であるANSにおいては両者とも出題率は低いです。
できる限り理解を深めつつ、併用を推奨します。
また、ANSにおいては唯一CloudLicenseが、わずかに出題率が高い印象です。
ただし、当日受けた試験による体感の面が大きいため、個人差のレベルです。
②正解の精度(問題の正解が正しいか)
CloudTechの方が良いと判断します。
どの問題集にもあり得ることですが、
本来の正解と異なる場合があります。
間違えて覚えることは大きなリスクと言えます。
両者を比較した場合、コミュニティ化され、
最新Verに対応しているCloudTechの方が、
正確である可能性が高いと判断します。
自分の経験ベースの話になりますが、
CloudTechとCloudLicenseで似た問題に遭遇することがあります。
そこで同じ問題であるにも関わず、
正解が異なる問題を5問を発見しました。(DASとMLS)
CloudTechコミュニティ内と、AWSの知見がある方にそれぞれ意見を求めたところ、
5問中5問全てCloudTechが正答でした。
自分が発見した限りでは、CloudTechの方が正確といった感覚です。
一方、今現在もCloudTechで正答ではない可能性がある問題があります。
今現在もコミュニティ内で報告が挙がっています。
CloudTechの問題も完璧であるとは言えません。
ただし、質問や報告によって改善されるので、
精度はこれからも上がっていく見込みがあります。
CloudLicenseは問題の質問は受け付けないと公式で言及があります。
精度に関しては改善のされやすさという点でも、CloudTechが勝るかと思います。
③解説の丁寧さ
総合的にCloudTechの方が良いと判断します。
全体的にCloudTechの方が図解が多く、
理解を助ける材料が多いと見受けられます。
一部動画による解説もあります。
下記リンクから問題のサンプルが見れます。
無料会員登録が必要ですが、サクッと済ませましょう。
無料テスト(SAA5問/SOA5問/SAP5問)
全ての問題がサンプルのクオリティではありませんが、
わかりやすい図解も多いと思います。
CloudLicenseも下記リンクからサンプルが見れます。
比較対象としてはサンプルが微妙な気はします。笑
CloudLicenseサンプル問題集
注意すべき点として、両者とも解説がわかりづらかったり、
やや雑な部分が見られることはあります。(特にスペシャリティ)
正確さを強く求める方は気になるかもしれません。
ただし、CloudTechは②でも言及したように、精度が上がっていく見込みがあり、
この記事を執筆した2023年12月から今現在もアップデートが度々行われていることを確認しています。
これからも継続して改善される可能性は高いと思います。
④問題管理のしやすさ
一般的にはCloudLicenseが良いと判断します。
人によっては、CloudLicenseの最大のメリットだと思います。
※2024年5月に、CloudTechがブックマーク機能を追加し、問題管理のしやすさの優劣はほぼなくなりました。
CloudLicenseの管理におけるメリットは以下の通りです。
問題のお気に入り機能がある- 間違えた問題を自動で記録してくれる
- 1セクションごと(7問)にランダム演習が任意で選択可能
- 問題の選択肢の順番がシャッフルされる
一方、CloudTechの管理におけるメリットは以下の通りです。
- 問題数が厳選されており、全て解けば完成する(どこまで解くか戦略を練る必要がない)
- 100問単位で確認できる(問題集を高速で回すのに便利)
- 全問シャッフルモードがある
- 問題の選択肢の順番がシャッフルされない
ランダム演習や選択肢のシャッフルについては、好みの問題かと思います。
自分はとにかくスピード重視なので、ランダム演習もシャッフルもない方が都合良いです。
ただし、どうしても順番で覚えてしまうという場合は、シャッフル有りが向くかと思います。
仕様に関しては個人差が分かれる部分だと思いますが、必要な機能は両者共に揃っています。
管理機能が決め手になることはないと思います。
料金・期間
資格会員で比較した場合、クーポンを使えばほぼ料金は変わらないと言えます。
CloudTechは永久ライセンスがあることがポイントです。
複数資格取得する場合や3年ごとの更新を考えると、買い切り型があるのは嬉しいです。
※CloudTechは以下のクーポンコードをコピーし、決済画面で入力してください。
クーポンコード:kyoukara2306
料金・期間 | CloudLicense | CloudTech |
---|---|---|
資格会員(アソシエイトまで):3ヶ月 | ||
資格会員:3ヶ月 | → | |
基本会員:3ヶ月 | → | |
永久ライセンス | → | |
決済リンク | CloudLicense決済リンク | CloudTech決済リンク |
CloudLicenseとCloudTech比較まとめ
両者のメリットをまとめます。
CloudTechは資格以外にもプランがありますが、ここでは資格会員のみで比較します。
CloudLicense | CloudTech |
---|---|
・問題数が多い ・会員数が多く知名度が高い ・ANSはわずかに本番出題率が高い(?) ・ランダム演習の任意選択 | ・正解の精度が高い ・アップデート頻度が高く、最新Verにいち早く対応 ・図解がわかりやすい ・SAP取得に特化 ・本番の類題出題率が高い |
CloudTechの他のプランについて
CloudTechは複数のプランがあります。
資格会員、基本会員、永久ライセンスの3つです。
簡単に説明します。
資格会員は文字通り資格に特化したコースです。
問題集だけで良ければ資格会員が最もコスパが良いです。
基本会員以上は、下記サービスが受けられます。
- AWS講義動画300本以上(ハンズオン学習多数あり)
- Slcak会員制コミュニティ参加可能
- コミュニティ内にて技術質問し放題
- 問題集の問題に対する質問もOK
- オフ会参加可能(不定期)
- CloudTech提携会社転職サポート有り
永久ライセンスは基本コースの無期限バージョンだと思ってもらえればと思います。
ただし、最近は永久ライセンス限定のハンズオンも追加されています。
基本会員は、サービスの全体像を見る上では良いです。
ただし、正直ボリュームが’多すぎて3ヶ月では消化し切れません。
この先もAWSを学習していくのあれば、
最初から永久ライセンスを購入して間違いないと思います。
CloudTechの進化は早いです。
自分は2022年の11月に入会しています。
そこから1年で非常に多くのサービスが増えました。
今のうちに永久ライセンスを購入しておく方が得だと思います。
一方、短期間で資格取得するためだけに割り切って使う場合は、資格会員で良いと思います。
特典付きCloudTech限定クーポン発行中
永久ライセンス入会限定特典※2024年7月時点
クーポンコード:kyoukara2306
CloudTechリンク
上記コードを使用して、永久ライセンスで入会された方は、下記特典をつけます。
自分のクーポンコードを使用したことがわかるよう、
入会完了のメール等をスクショしていただき、
CloudTechのSlackコミュニティのDMにて、ご連絡いただければ幸いです。
照合するまで少々お時間いただきますが、ご了承ください。
①学習方法相談権(先着5名)
CloudTechのSlackコミュニティのDMにて、
勉強方法や資格取得の順番など相談に乗ります。
会話してモチベーション上げたいとかでも全然OKです!
(問題集や技術の質問は、コミュニティ内でしていただければ幸いです)
※できるだけ丁寧に対応したいので、先着5名とさせてください。
②AWSサービス最新パラメータシート
対象のサービスは、CFn、IAM、VPC、ELB、EC2、ALB、RDS、ElastiCache、ECS、ECR、EFS、Route53、ACM、Secrets Manager、S3です。
自己学習が進めば、対象リソースも増やす予定です。
あくまでフォーマットなので、パラメータは記載しません。
2023年12月時点のマネジメントコンソールの表示順に基づいて作成しています。
不定期になりますが、今後もアップデートはしていきます。
自己学習に最適化しており、使用頻度が低いと判断したリソース・項目は、削除しています。
ハンズオン学習で使用した構成をまとめておくのにも便利です。
構成を体系的に理解する上でも役立つと思います。
また、パラメータシートは英語で作成しております。
AWSのGUI操作は英語環境に慣れることを推奨します。その理由は、下記のリンクを参照してください。
③AWS基本構成パラメータシート
サンプルとして、インフラ基本構成記載のパラメータシートもお渡しします。
ALB、EC2、RDSの構成で、構成図もつけています。目的は特典②のパラメータシートの使い方を身につけるためのものです。
全リソーススクリーンショット付きです。
一度マネジメントコンソールで構築していただけたらと思います。
パラメータシートの使い方でわからないことがあれば、気兼ねなくご連絡ください。
CloudTechの登録はこちらからどうぞ↓
CloudTechリンク